【外断熱/レポート】外張りDNシステムの体感

更新2017.5.28


先月中旬、雑誌の記事をご覧になったお客様から外断熱について問い合わせがありました。「百聞は一見に如かず」ということで、昨年竣工した市内の施主様にお願いして、「外張りDNシステム」の家を見せていただきました(写真のお家)。「外張りDNシス テム」とは、壁下地の耐力面材「ダイライトMS」で壁耐力を確保し、高性能断熱材「ネオマフォーム」を外張りして断熱性を高め、外壁及び屋根に通気層を設けた外断熱工法です。また、私どもでは、集中換気装置にスウェーデン製のエアロバーコ、床暖房に同じく スウェーデン製のレガレットシステムを採用しています。レガレットは、家の基礎部分にパイプをはりめぐらし、温風を循環させることによって、床下一面から家全体を暖める床暖房です。比較的低い温度で循環しますので、仕上げの床材を選ばず、無垢材も使用できることが特長です。

当日はかなり寒い日でした。午後3時頃に伺うと、室内の温度計は19℃を指して いました。局所暖房ですと19℃は寒いように感じますが、家中の温度が一定ですと、ちょうど快適な温度です。お邪魔したお家では、ふだんレガレットを夜間に動かしています 。この時点では停止していましたので、暖房が全く入っていない状態でしたが、各室はもちろん、吹き抜けになっている2階ホールやトイレも同じ室温でした。日当たりが悪くな いので、日中はほとんど暖房を使っていないということでした。いらっしゃったお客様は 「どこも温度が一定なのでびっくり。感動しました!」とおしゃっていました。施主様にはお忙しい中ご協力いただきました。ありがとうございました。 (2008年3月)